2020/06/11 11:37
祝30周年 感謝を込めて
こんにちは。
副院長の角田真太郎です。
当院は先月5月8日に開業30周年を迎えました。
父が30年前に開業してから今日まで、地域の皆様に支えられてここまでこれました。
ありがとうございます。
コロナ禍で迎えた30周年でしたが、その中での私の気づきについて書かせて頂こうと思います。(長文になります)
まずは、私がかくだ歯科医院に戻るきっかけとなったのは3年前に父が体調を崩したことからでした。
父は病院の継承についてあまり前向きではなく、私は別の場所での新規開業を勧められていました。
当時の自分はかくだ歯科医院をこんな病院にしたいと言う明確なビジョンを持たずに、ただ父の代わりに病院の仕事を手伝い始めました。
しかし、いざかくだ歯科医院に勤務してみると非常にやり甲斐がありました。
それは地域の方一人一人との繋がりが強く、歯の治療だけではなく患者さんの人生に一緒に寄り添うことが出来る環境だったからです。
この3年間で段々と患者さんの数も増えてきて忙しさや慌ただしさも出てきたところで今回のコロナ感染拡大が起こりました。
休業期間に私達が院内ミーティングで共有したビジョンは、『かくだ歯科医院が歯科治療を通じて患者さん一人一人の人生に如何に寄り添えるか』でした。
これは、父の病院を継承していないと見えてこなかったビジョンだと思います。
コロナウィルスによって、多くの人の人生が変わったと思います。
その中で社会や患者さん一人一人の変化に寄り添える病院にしていくのが、今後の私の使命だと強く感じるきっかけになりました。
これからのかくだ歯科はより一人一人の患者さんに寄り添える病院を目指して日々進化していきます。
まだまだ未熟ではありますが皆様よろしくお願い申し上げます。
2020/06/01 23:27
通常診療再開について
こんにちは。
副院長の角田真太郎です。
緊急事態宣言も解除され6月からメインテナンスを含む通常診療を再開致します。
現在、歯科医療の延期に関して様々な学会及び歯科医師会から情報が発信されております。
情報を整理すると、歯科医療を行うメリットと人と触れ合う機会を増やすデメリットのどちらが大きいかの判断を様々な指標をもとに議論がなされています。
当院は以下の理由からメインテナンスを含む診療再開を決定致しました。
①医療機関の病床数が十分に確保され、医療崩壊が防げる状況になったこと
②国及び県が社会活動を再開させる明確な指標を提示したこと
③医療物資が回復してきたこと
④コロナウィルスの感染予防及び重症化防止に口腔ケアが重要であること
上記の理由より通常診療再開を行いますが、皆様にお願いがございます。
❶予約が1カ月以上分ズレ込んでいるのにプラスして予約人数をコントロールしているため大変予約がとりにくくなっております!
予約通りの受診にご協力ください。
❷県が公表している指標を上回る場合は再度診療制限をする可能性がございます。
ご協力ください。
❸最終受付の時間を火曜日、木曜日は17時に致します。
水曜日、金曜日は18時まで受付ます。
土曜日は16時最終受付となっております。
ご協力ください。
❹気温上昇と感染者数減少に伴い、ガウン及びフェイスシールドの使用をやめて処置終了毎の診療着交換と手洗い顔洗いの徹底で対応致します。
それ以外は引き続き、4月5月と変わらない体制で診療致しますのでご安心してお越し下さい。
2020/05/10 11:08
コロナ流行期における重点的な対応策について
こんにちは。
副院長の角田真太郎です。
ここまでご紹介致しました感染症対策はコロナ流行が落ち着いても可能な限り継続していきたい取り組みばかりでしたが、今回ご紹介する内容はコロナ流行期の今だからしている取り組みについてご紹介致します。
まずは、受付のパーティションについてです。
チェアーとチェアーの間もパーティションがあります。
治療が終わる度にパーティションを上げて換気します。
病院の構造上風通しが良いので安心して治療を受けられます。
続いてキッズコーナーの使用禁止、本棚のパンフレットや雑誌の撤去をしております。
そして意外と患者さんからよくあるご質問の医療機材の在庫についてです。
今までは必要に応じて1か月分の在庫管理をしておりましたが、休業にあたる際に半年間分の在庫を揃えました。
これにより、患者さんごとの機材の交換を可能な限り行うことが出来るようになっております。
また、医療機材のうちいくつかは地域医療の最前線にご提供させて頂きました。
今後医療崩壊が加速し物資の問題が深刻になるようであれば歯科医師会を通じて再度医療機材の提供も考えております。
こうした取り組みはコロナ流行期の現在のみのものと考えております。
一刻も早くこの状況が良い方向に向かうように、地域の医療機関としての責任を果たす為に5月12日からの診療再開を迎えるにあたり万全の準備をしております。
2020/05/02 22:35
院内の感染対策ルールについて
こんにちは。副院長の角田真太郎です。
今日は当院の感染症対策の為の院内ルールをご紹介致します。
ルールの目的は誰が見ても安心出来るようにする為につくりました。
まずは前回ご紹介致しました個人防護具についてのルールです。
写真のように、患者さんの治療にあたる人ほど厳重な装備になります。
そして手袋にもルールがあります。
青色の手袋は準清潔として扱い、患者さんに触れる以外の作業で使用します。
基本的にワンアクションにつきアルコールでワンプッシュをルールにしております。
治療の際に患者さんの治療に使用するのは白い手袋になります。
これをすることで患者さんには安心感を提供でき、スタッフ間では清潔域と不潔域の認識が目で見えるようになります。
治療にあたる際のルールとしては、2人1組でチームをつくり1人の患者さんを治療致します。
その為、当面はチェアー6台のうち半分の3台のみのご予約とさせていただきます。
チェアーとチェアーの間は8mほど離れていますのでソーシャルディスタンスを確実に確保しております。
エアロゾルを伴う治療の際には口腔外バキュームを使用致します。
こちらを使用することでエアロゾルの飛散を防止致します。
最後に準清潔域のアルコール消毒についてです。
患者さんの治療と治療の間は30分はインターバルを置くようにしております。
これは、換気の目的とアルコール消毒の時間をしっかりと確保する為です。
続いて皆さまにご協力頂いているルールをご説明致します。
玄関での検温、問診と治療前のリステリンうがいにご協力お願いしております。
こうした院内のルールをスタッフ、そして患者さんと共有することで院内感染のリスクを大きく減らすことが出来ます。
この取り組みが来ていただける皆様の安心に繋がると信じております。
ご協力のほどよろしくお願い致します。
2020/04/21 23:02
当院における感染対策について
こんにちは!
副院長の角田真太郎です。
本日より一部休診になりましたが、緊急性の高い場合は受け付けております。
今回はスタンダードプリコーションについてお話し致します。
スタンダードプリコーションとは全ての患者さん、スタッフが感染のリスクがある前提で取り組む感染対策のことです。
その中でも個人防護について写真もあわせてご説明します。
まずはPPE(個人防護具)装着時の写真です。
マスクはN95マスクを採用しており、その上にさらにサージカルマスクを使用してます。
手袋は2重にしてあり、上の物は患者様ごとに毎回交換になります。
キャップは毎日交換しています。
ガウンは物資の関係でレインコートを代用しています。
スクラブの枚数を増やして患者さんごとに着替えます。
フェイスガードとゴーグルはアルコール消毒してます。
PPEの脱衣は外の規定の場所で行っております。
清潔不潔を可能な限り意識して取り組むことで院内感染を防止しております。
当院がここまで、こだわってPPEを行うのはコロナウィルスに対する、患者様やスタッフ、そして家族に安心感を持って貰う為です。
歯科医院における、スタンダードプリコーションの取り組みは医院の良心と言われています。
目に見えないところをどれだけ力をいれてやれるかを問われています。
今回のコロナウィルスの対策で当院の取り組みがよりしっかりとなり、その良心が来て頂ける方の安心に繋がると信じています。