2018/06/05 15:55

セミナーへ行ってきました!

securedownload.jpg

お久しぶりです。

副院長の角田 真太郎です。

 

今、2ヶ月に1度大阪にて歯の修復治療のセミナーを受講しています。

ラバーダム防湿」の実習と講義を受けました。

今回はこの、治療に使用する器具「ラバーダム防湿」について説明をしたいと思います。

ラバーダム防湿とは、歯の根管治療(歯の神経と根の治療)などで使用する歯に装着する緑色のゴムのマスクのことです。

歯の根管治療だけでなく、以下のような治療に使用する場合もあります。

①むし歯の治療の際、むし歯を除去した後にプラスチックの樹脂(レジン)を詰めたり、セメントを詰めるときに唾液などが侵入してしまうと、接着を効率よく行えません。唾液の侵入を防止し効率よく治療を行います。

②小児は、唾液の分泌が多いため、より清潔な状態を維持し安全に治療が行えるようにするためです。

 

 

 

「防湿」とあるように、術野(治療する部位)への唾液の侵入を遮断し防湿状態を得ます。根管治療で重要なことは、いかに感染源の除去を行うかです。治療中のストレスをなくし治療しやすい環境を整えることが治療の質を高める要因となっています!

歯髄(歯の神経)が除去された、歯の根っこの中には生体の免疫系(細菌を殺す力)が働かないため、根管治療では、無菌的処置の原則に従い治療中に、お口の中の細菌を他の歯に再感染させないように注意する必要があります。

ラバーダム防湿を治療で使用する際には、必ずご説明させて頂きます。

 

今後、治療で使用する器具についても、患者様に知って頂き安心して治療を受けて頂けるよう、ブログを更新してまいりますのでよろしくお願い致します。